転職・採用・人事を考えるブログ

現在、数百人単位で保育士採用を行っています。30代になってから採用担当になりました。実務経験者が日々感じていることを発信していきます。

人材紹介会社との付き合い方

どうも!2年半保育職の採用担当をしているヒキです!
年間数百人単位で保育士の方の採用をしていますが、
実は多くの場合、人材紹介会社さんから
紹介してもらっての採用になっています。

多くの保育園運営している会社では人材不足により
配置基準ギリギリの中、採用活動しているので、
即効性があり、かつマッチングもある程度してくれる人材紹介会社は
使わざるを得ない状況です。

ちなみに、保育士の方々年間どれくらい辞めているかご存じですか?
なんと

3万人!!!

全体の保育士さんが約120万人と言われていますが、
現役保育士さんが42万ほどと考えると、約9%くらいの方が退職するんですね。

そんな中、自分たちがどうやって紹介会社さんと
お付き合いしているかをちょっと書いてみたいと思います。

結論はこちらですね。
①まずは数を意識する!
②数を出してもらうために材料をそろえる
③フィードバック(GOOD and Bad)を伝える

①まずは数を意識する!
とにもかくにも、エントリー(紹介数)がないことには
先に進めません。まずはここを注視しています。
そのあとは、面接数、合格数、受諾数ですね。
ここがきちんと進捗してくれる会社とお付き合いしています。
エントリーが沢山あったとしても、受諾数が少ないということは
ミスマッチが多いもしくは、他社の当て馬にされていると思った方が
いいでしょう。

②数を出してもらえるための材料をそろえる。
キャリアアドバイザーの方々がきちんと候補者の方に
自社のメリットを伝えられるような材料を渡すことは大切です。
・会社の雰囲気
・働き方
・年齢構成
・イベントごと
などなど、どんな情報でもいいので、自社がどんな会社かを
まずはキャリアアドバイザーの方に理解してもらうことが大切です。

③フィードバック(GOOD and Bad)を伝える
①で伝えたように、ミスマッチを防ぐために、フィードバックを
きちんと伝えることも大切です。
どこがよくて、何が悪かったのか、こういう人ならいい!というのを
伝えてみましょう。


正直、人材紹介会社さんによって、何を大切にしているかは
様々だなと感じました。
売上を気にしているところは、紹介料率でしょうし、
定着を考えているところは、法人の雰囲気や離職率などを
気にしています。

売り上げを気にしているところは、エントリー数は多いですが
採用単価がアップしてしまうので、継続的にお付き合いすることは
難しいでしょう。

定着などを考えてくれるところは、即効性がないかもしれません。
急な欠員などに対応できるかどうか微妙なところです。


この辺はやはり、関係性が大事になってくるので、
一朝一夕に出来上がるわけではありませんが、
まずは、しっかりと上記の3点を参考に関係性構築をされることを
お勧めします。

ただ、人材紹介会社に頼った採用は長続きしません。
当然、コストが高いです。
そのため、SNSやダイレクトリクルーティングなども検討して
「自社で考える採用」をしっかりと形作っていくことがより重要です。

ぜひぜひ、お試しあれ。