転職・採用・人事を考えるブログ

現在、数百人単位で保育士採用を行っています。30代になってから採用担当になりました。実務経験者が日々感じていることを発信していきます。

採用活動でLINEを使うのはNGか?

どうも!2年半保育職採用をしているヒキです。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。

保育職の採用活動していて、大きく驚いたことがあります。
それは、応募してから面接にいくまでの遷移率が少ないということ。
これ自社だけかと思ったら、同業他社も同じでした。

いくつか仮説があります。
①保育園が多すぎて、自分がどこに応募したか覚えていない
②メールが埋もれている
③保育士の方々は新卒就職活動が一般企業志望者と違って、それほど
積極的にしていないので、メール返信などに慣れていない。

 

他にもあるでしょうけど、ざっとこんな感じですかね。
特に③の影響が強いように思います。
新卒の方の面接もしますが、多くて5社くらいにしか、受けていない印象です。


5社って少なくないですか?
ちなみに、株式会社ディスコの調査では19年卒の方々は平均26.2社の
エントリーだそうです。

かなり乖離がありますね。
新卒保育士の方は実習先に直接採用されたり、
ゼミの先生からの紹介とかで就職したりするので、
エントリー数が少ないんだと思います。


そういった背景もあり、連絡が繋がりにくいというのがあります。
そのため、メールを使わないという人も増えているため
自社ではLINE@を使っての採用活動にも取り組んでいます。

自分たちが新卒のころに、LINEみたいなチャットツールで就職活動
するなんて、考えられませんでしたが、生活に浸透しているLINEを
採用、就職活動に使わない手はないです。

メールの返信がなくて、せっかくエントリーしてくれたのに
候補者と連絡がとれなくて、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

LINE@を導入することで、返信率が50%ほどはアップし
LINE@からの面接遷移率は50%と他の応募経路の2倍ほどあります。

 

そこで、実際に使用してのメリット、デメリットをお伝えします。

▼LINE@を使用するメリット
・無料で導入可能⇒1か月に1000通まで
・一斉配信可能
・候補者からの返信率も高い。
・届いているかどうかもわかりやすい
・個別のやりとりも楽

▼LINE@を使用するデメリット
・友達を集めるの時間がかかる
・ブロックを簡単にされる
・やり取りの回数が増える可能性がある

特に友達を集めていくという部分に難しさを感じると
思いますが、HPや社員の方に拡散してもらったりすれば
徐々に増えていくと思います。

登録してくれた方に、挨拶連絡を入れると思いますが、
気を付けなければいけないのは、メールのように送ってはいけない
ということだと思います。

 

LINEをしていて、かしこまった文章ってきますか?
当然、友人とやり取りをすることが多いツールなので、
かしこまった文章はこないですよね。

そのため、企業から送る時もヘビーすぎないライトな文章を
心掛けるといいです。

例えば
「お友達登録ありがとうございます。
〇〇さんに興味をもっていただき嬉しいです。
何か質問事項などありますか?」

くらい短文でいいでしょう。
相手もスマホですから、長文入力は難しいでしょうしね。

ということで、採用活動にLINEを使うのはNGか?は
まったく問題ありません!


結構、求職者の方からも求められるので、
いいツールだと思います。
より多くの方と接点を持てるので、ぜひ使ってみてくださいね。