転職・採用・人事を考えるブログ

現在、数百人単位で保育士採用を行っています。30代になってから採用担当になりました。実務経験者が日々感じていることを発信していきます。

はじめて面接官をするアナタへ

どうも!保育職の採用担当を2年半しているヒキです。
2021年が明けてすでに7日目に突入していることに驚きを隠せません。

さて、2年半前のことを思い返すと、当初、自分に面接なんて
できるんだろうかととっても!!不安でした。

1時間も知らない人と話すって普通難しくないかって心の中で
ずっとずっと思っていました。
誰か成功するやり方教えてくれよって思っていました。


ちまたには、検索すればいくらでも面接官のハウツー的なものは
でてくるので、面接を始めた当初、これ言われたかったなと思うことを
記載したいと思います。

面接官についてちょっと調べると、大体面接官は下記のように
言われますね。
①自社に合った人物かを判断する見極め役
②求職者に魅力づけする営業マン
③会社の印象広める広告塔

どれもプレッシャーに感じる重い言葉ですね。
私は特に①の【見極め役】が気になりました。

「メンタリストじゃないんだから、
人を完璧に判断するのなんてできないよ。」と


私もそうでしたが、面接という自分をよく見せようという環境に
おいて、見極めるなんてことは多くの人には不可能だと思います。
あくまで「見立て」しかできないと思います。

見立て=見て、選び定めることとウィキペディア先生には記載ありました。
そう、まさに選び定めることしかできないんです。

選び定めるために、相手から話をしてもらうために、
雰囲気作りや質問のパターン、自社の魅力などをインプットして
伝えることなど、「面接官からの歩み寄り」が必要です。

そうやって、見立て、得た情報を社内に共有して、
合格!となっても、その候補者の方が必ずしも優秀な方とは限りません。

社内で活躍しなかったり、早期退職になってしまうかもしれません。
熟練の面接官でもきっとそういうことはあります。

だから、まずは自分自身が求職者の方に歩み寄って、
どんな経験をしてきたのか、どんなことを仕事をする上で
大切にしているのかという人となりを興味をもって聞くことが
重要です。

ハウツー的なことは一切書きませんでしたが、
はじめて面接官をする方へは、
「見極めなんてできないんだから、相手へ歩み寄って、
まずはその場を楽しめばいい」とお伝えしたいと思います。

お互い大切な時間を割いて、その場に臨んでいるんですから。
「来てくれてありがとうございます」の気持ちで接したいですね。

今日も素敵な一日を。