転職・採用・人事を考えるブログ

現在、数百人単位で保育士採用を行っています。30代になってから採用担当になりました。実務経験者が日々感じていることを発信していきます。

保育士の転職で考える3つのこと

保育園の採用担当を2年半おこなっているヒキと申します。

年間数百人単位でお会いしているので、そこそこの数になってきました。

 

 

ところで、保育園て全国にどれくらいあるかご存じですか?

 

なんと、24,000園だそうです!

この中から自分に合った園を探すのか~と思うとなんだか

転職って大変だなと思いますよね。

 

そこで、転職先を選ぶ際に、皆さんがどんなポイントで選んでいるかを

実体験を基にお話していきたいと思います。

結論から言うと以下の3点です。

①お給料(今より上げたい)
②働き方(残業、代休、有給、産育休など)
③保育観(やりたい保育ができるか)⇒個人的にはこれが一番重要

この3つをより良くしたいと考えて転職される方が

多いですね。まぁこれは一般企業もそうなんですが。

では、ひとつずつ解説していきます。

 

①お給料を上げたい
特に地方の方が多いですね。もらえるものを多くしたいと

望むのは普通のことなので、とりあえず一番にもってきました。

ただ、社会福祉法人と株式会社では給与に結構差がつきますね。

特に賞与を4か月分だす社会福祉法人さんもいらっしゃいます。

給与をたくさん出す理由があることを裏で考えたほうが賢いですね。

自分が経営者だったら、そこまで大きくだしますかね?

出さないとつなぎ留められない何かがあると考えちゃいます。

逆に株式会社は本部の人員がいて、園のフォローをしたりするので

そこまで給与が高くできない(経費が別にかかっている)ということで

社会福祉法人と株式会社で給与に差がでている場合があります。

 

②働き方(残業、代休、有給、産育休など)

保育園に勤めている方がよく言うのが、「お休みがとれない!!」です。

土曜保育があるから出勤したけど、その代休はない。

有給休暇は若手のうちは取れない。

残業代はもらったことがない。

このブラック企業という言葉が浸透しまくっている時代にわんさかと

こういう話を聞きます。

転職活動をして初めて、「あ、この環境やばいんだ」ってことに

気がつく方が多いですね。

 

残業代払わない?代休とれない?

シンプルに違法です。

 

③保育観(やりたい保育ができるか)

実はここが合っているかどうかが大事です。

というのも、保育士さん達の大抵のやりがいって

「子どもの成長に関わること」だと思います。

その日々の成長に関わる保育が、自分の考えと合っているかどうかは

とても大切で、長く働くために必要なポイントです。

 

保育の手法も色々ありますよね。

一斉保育、担当制保育、自由保育などなど。
自分自身その中でどんな保育をしたいかの考えをまとめておくことが

面接時必要です。

 

よく、面接時に「あなたの考えは素晴らしい!ぜひ一緒に働きましょう」と

言われて、入社したら、とんでもなく自分には合わなかったということを

聞きます。

 

そんなことにならないよう、転職前に上記の3点を考えて

客観的に捉えておきましょう。

 

今日はここまで。寒くなってきたので皆さん、体調お気をつけくださいね。