転職・採用・人事を考えるブログ

現在、数百人単位で保育士採用を行っています。30代になってから採用担当になりました。実務経験者が日々感じていることを発信していきます。

保育士の待遇は本当に悪いのか?

どうも!保育士採用担当を2年半行っているヒキです。

保育士さんの待遇って悪いイメージがあるんじゃないかなと
思います。かくいう僕も、一時期保育士を目指そうとしていましたが
保育士って給与低いし、休みもとりづらそう・・
と思って断念した過去があります。

でも、改めて保育士さんの待遇を調べてみると、本当にそう?
という風に変わってきました。

下記のサイトがよくまとまっていました。

www.watashi-hoiku.jp

 

まとめると下記ですね。

①「子ども・子育て支援新制度」により月6,000円給与アップ
②保育士処遇改善等加算により勤続、経験年数を加味して給与アップ
③保育士処遇改善等加算2により役職などを新設し、キャリアアップ支援
④宿舎借上げ支援事業により家賃負担
例えば横浜だと、

宿舎1戸当たり月額82,000円の3/4(61,000円)を上限
(1,000円未満は切り捨て)」

 

特に④の家賃負担がすごく大きな補助だと思います。
だって、家賃が横浜の場合だと2万円くらいで済むんですよ?

横浜のお給与で24万くらいだとすると、そのうち、社会保険とか控除され
手取り18万くらい?そこから家賃を引いても16万くらいは手元に残ります。

私が新卒の時は手取り18万くらいで、そこから家賃で8万
引かれていたので、手元に残るのは10万ほど・・・

給与面でいえば、そこらの新卒より、全然いいと思いませんか?

ただ、働き方の部分ではまだまだ改善の余地はありそうです。

例えば、残業ですね。
行事前の21時前後までの残業や、持ち帰り残業。
そして、残業代は支給されないなど。

 

未だにそういったことが横行し、労働法を無視した働き方を
している法人は多いと思います。

「子どものためだから」と休みや時間を削って働いた結果
担い手である保育士さんが体調やメンタルを壊して保育の現場を去っていく。

これって悲しいことですよね。

だからこそ、しっかりと働き方の部分は法人側も整え
働く人たちも気にしていくことが大切です。

 

面接の時、そういった働き方を聞きづらいということもあると
思います。なので、こう前置きして、残業や休みのことを聞いてみては
どうでしょうか?

「子ども達の成長を見続けるため、長く働きたいと思っています。
残業やお休みの件を質問したいです」


と。子どものことを考えている姿勢はどの保育園にも
突き刺さる一言なので、ぜひ使ってみてくださいね。